わたしたちが設立する大分県マンション管理組合連合会は、管理組合相互の連帯の力と行政や専門家グループのサポートを融合して、常に管理組合の立場に立って管理組合を支援していきます。
　前身であるマンション管理組合ネットワーク大分は、マンションが抱える課題や悩みをそれぞれの経験を共有することで解決につなげようと、毎月１回の勉強会と情報交換会を２００３年から続けてきました。
　そして今回、連合会組織へと衣替えし、全国組織である全国マンション管理組合連合会の一員に加わりサポートも受けながら、管理組合を支援する具体的な事業展開を図っていきます。

　分譲マンションは大分県内においても県民の主要な住戸として増え続けていますが、年数を重ねるとともに管理の不備や経年劣化により放置されるマンションもでてきました。全国的には多額の税金投入を伴う行政代執行により解体されるマンションも出現し、国や自治体の負担とともに相続人である子や孫の暮らしにも思わぬ影響を与えるようになりました。
　わたしたちは、大分県マンション管理組合連合会の設立にあたり、管理組合に対するサポート体制を構築するため、マンション管理士や弁護士、一級建築士など幅広し専門家のネットワークや行政との連携をさらに深め、管理会社や改修工事コンサルタント、施工業者、材料業者などもそのネットワークへ呼び込みながら、マンション管理や建物の改修工事等に対する適切な情報提供などを行える体制整備にも取り組んでいきます。
　そして、みなさんのマンションが快適に暮らせる終の棲家として、また、子や孫に受け継がれる価値ある資産として、さらには地域の賑わいづくりや防災の拠点として将来にわたり存在し続ける未来につなげていきたいと考えています。